カーモデル改造エポキシパテでエアロを作る
こんにちは!(^^)/toshibo(トシボー)です。
今回はアオシマ教材「1/24トヨタ アリスト」のカーモデルキット!
「パテを使った改造」を紹介したいと思います(^^)/
使用するパテは「エポキシパテ」という粘土タイプのパテを使用
練り合わせるだけで簡単に使えるパテ!
改造内容はF/Rバンパー、Sステップをパテで形を変更と、可動する部分の修正です
もともと、説明書のように組み立てると不具合があるキットでしたので、修正も兼ねて改造していきたいと思います!
カーモデルの改造に使用する物
使用キット
1/24スーパーVIPCARトヨタ アリスト「JZS161」/ジャンクション
材料
カーモデル改造に必要な道具
2、カッターorデザインナイフ
3、ニードル
4、つまようじ
5、紙やすり(400番、1000番)
6、水
7、ビニール手袋
8、ヘラ(小さい物)
エポキシパテでエアロを作る!制作工程
主な作業工程
2、プラバンでの加工と補強
3、足付け
4、パテもり
5、成形
6、塗装
アリストの組み立て開始!
まずは、キットからのパーツの切り出しです。
仮合わせ
ランナーからパーツを切り出し、仮合わせをします。ここでパーツを合わせてみてズレが無いかを確認!
今回のアリストは、フロントサスとリアタイヤハウス部分に問題がありました
普通に組み立てても形にはなりますが、リアタイヤは干渉が原因でシャーシから出てしまい、ボディーにテンションが掛かりっぱなしになっていました。
なので、2か所の部分を修正していきたいと思います。
タイヤ・フロント足回り部分
タイヤ・フロント足回り
普通に組み立てると、タイヤ側面にサスパーツが当たってしまい、タイヤが奥まで入らないんです!
タイヤが奥まで入らないとボディーを被せたときに、フェンダーに干渉してしまいボディーが入らないこともあったりします。
なのでサスパーツの延長です。
サスパーツをいったん切り離し、プラバンで再固定しています。
切って接着するだけなので、簡単です。これで延長の完成!
シャーシ部分
シャーシの部分にも問題がありました。
通常の組み立てだと、リアのタイヤハウスにタイヤが干渉してしまい、タイヤを支えるアームパーツなどが正しく固定されなかったりします。タイヤも回りません。
個人的なこだわりで、タイヤは回るようにしています(^^ゞ
シャーシも簡単な改造
上記写真:リアタイヤハウスを横から見た部分です。
赤い線のところが切る部分、ハウス内を広げるためにいったん切り離します。反対側も同じく。
角度を変えるとこんな感じ⇩(ななめ下から)
赤い線の部分、タイヤハウスの丸くなっているところを切っています。
斜め上から見た所
サスパーツを付ける部分は残して置いて、丸くなっている部分だけ切っています。
赤い線の部分が切り取り部分、青の矢印部分は残しておく部分です。(サスパーツ取り付け部分)
切り離したパーツをプラバンやプラ棒を使って再度固定します。
ここで用意する物、プラバンかプラ棒どちらでも構いません
プラバンは厚さ1mmを使用
プラ棒の場合
プラバンorプラ棒、何本も用意します。
位置を決めて固定
切ったタイヤハウスパーツの高くしたい位置を決める
仮に、1mm上げる感じでやってみましょう!
1mm高くしたい場合は、赤い線のところに1mmのプラバンorプラ棒を接着して高くします。その上に切ったタイヤハウスパーツを載せて接着
そうすると、タイヤハウスパーツの位置が1mm上がって固定されます。
サスパーツ固定部分(タイヤハウスの上部の所:シャーシ側)と切ったタイヤハウスパーツの接触部分も接着剤を付けて固定します。
これで全体的に形が固定されました。
あとは、シャーシと切ったタイヤハウスパーツのすき間に、上記で作っておいたプラを差し込んで、接着し埋めていきます。
そうすることで曲線部分も簡単に固定できます。
乾燥したら余分な部分をカットして、表面を整え完成です!
上記写真:白い部分がプラによる接着部分
余分な部分をニッパーでカットして、カッターで整えた状態です。
これでタイヤハウスの高さを変更できます。
ボディーの改造
今回は、エアロパーツ制作なので最初にプラバンを使って土台作り!とても簡単な作業です。
プラバンを付けておけば、「どれだけの量のパテを付ければいいのか?」も、分かりやすいです(^^)/
エアロパーツを作りたい部分に、プラバンをボディ裏側から貼り付けていきます。
サイド部分
プラバンを裏から貼り付けて、ボディー下に3mm下げています。(プラバンの見えている部分が3mm幅です)
リアバンパーも同じく
リア部分
リアは、サイド側だけ下げるようにしています。裏側が少し曲面になっていたので、薄いプラバンを使って合わせやすくしています。
薄い方が曲がりやすく固定いやすい、乾燥したら足付け作業です。
足付け
パテ付けする部分をヤスリがけと、カッターで傷付けをします。
パテ付け部分を紙やすりで削る
角の部分やバンパーからフェンダーへの接続部分など細かい所などを忘れずにヤスリかけしてください。
角部分は、パテを削っているときにプラから剥がれやすい部分なので忘れないように!
次にカッターでキズを付けます。
矢印部分:網目状にカッターでキズを付けています。(ヤスリかけした部分)
カッターの刃を新しい物にしておくと作業しやすい!
キズを付けた部分は、ザラザラになりこれで喰いつきが良くなります。
この作業をパテ付けする部分全面に行います。
パテ付け
エポキシパテを付けてみました。
形を作る上で少し多めに盛った方がいいです。後になって足りない(+_+)
なんてことないように!
ある程度、固まってくるとゴムみたいになってきます。
この少し柔らかい状態で、いらない部分をカットしておきます。
上記写真:表面をカットした状態
この少し柔らかい状態で、バンパーの形を左右同じ平らになるようカットしておきます。
平らにしておくことで、乾燥後に形を書きやすくするためです。
それと、左右同じ形にしておくことは、キレイに作るためにもけっこう重要な部分です。
ナイフで削る
デザインナイフで半分だけ形にしてみました。
作りたい形の画像などを見て、試しながら削ります。
サイド部分
サイド部分にダクトを制作、ニードルで穴をあけて、デザインナイフで切り取り
反対側も同じように作るのは意外と難しいです(+_+)
キチンとサイズを測って線を引き、ズレないようにします。
リアバンパーの中央はくり抜き、プラバンでバンパーのフチを作っています。
簡単にプラバンを貼り付けただけで、ディフューザーではないです(^^ゞ
真ん中のスペースには、ディフューザーが入るようになっていて、ディフューザーもプラバンを使って別パーツで作ります。
マフラーが入る部分もエポキシパテを盛り付けて成形
まだ完璧ではないですが、プラバンの太さとパテで作ったフチを同じ太さに
フチ幅:1mm
ひたすら削って調整(@_@)タイヘンダ
リアバンパーの形が大体完成しました(^^)/
フロントバンパー下部分、形が作りづらかったので、ボディを切ってエポキシパテで成形
矢印の部分がすこし奥に入っていくような感じになっています。
フロント中央部分もカットしてからパテで作り直しました。この下にもプラバンでリップスポイラーを作る予定です♪
フロントバンパーサイド
フロントバンパーサイドにダクトを制作!ここら辺のバランスが難しい所です。
全体的に参考画像が少なかったので、なかなか難しく色々な場所を作りながら調整しています。
リアバンパーサイド
リアバンパーサイドにダクトみたいな部分があったので、作ってみました。(参考画像によるもの)
プラバンで形を作り、パテで整えています。
実物を見たことが無いのであるかどうか分かりませんが、青い矢印の部分には穴を開けています。
タイヤハウスとタイヤの位置
このアオシマのアリストは、普通に作るとタイヤハウスとタイヤの位置がズレていました(+_+)
少しタイヤが後ろ側寄っています。
なので、アンダーカバーを数ミリ前に付けることで、タイヤの位置が真ん中にきます。
上記写真:右側(アンダーカバー)
アンダーカバーを付けるジョイント穴の前側を削ります。穴を広げた感じですかね(^^)
こうすることで矢印のように調節ができます。
ディスクブレーキからデフ
リアタイヤ位置の調整
タイヤとフェンダーの干渉を直す作業です。
中央のデフ部分(赤い線2本の間の所)、赤い線の部分を一度カットして、青矢印の部分を削り幅を調整しています。
これでもとに戻せば、タイヤとフェンダーの干渉をクリアできます。
シャーシ:リア
パーツをバラシているので、タイヤを付けた状態で足まわりを接着
ブレーキ部分の2本付いているロットも一度カットして、矢印の白い部分にプラバンを使って固定しています。
シャーシ完成
各部パーツの塗装
カラー
・シルバー部分:クロームシルバー、フラットアルミ
・ブレーキ:レッド(ツヤあり)、ゴールド
・サス:フィニッシュシリーズフィルム
内装
ここで内装の塗装もやってみました。
カラー
・灰色の部分:ニュートラルグレー
・パネル:クロームシルバー
・矢印の部分:フィニッシュシリーズフィルム
窓ガラスパーツの塗装
マスキングテープが無かったのでマスキングリキッド(液体)を使って保護します。
価格:1260円
乾燥することでフィルムになり、剥がすことができます(^^)/
クレオスからも、同じタイプのマスキングゾルが販売されていますので、そちらでも構いません(^-^)
ガラスパーツのフチ塗り
乾燥すると、黄色がクリアオレンジになるので分かりやすい!
曲線部分や複雑な形など簡単に使えるし、はみ出てしまった部分はカッターなどで切り取ることができます。乾燥したあとは、塗装をして剥がすだけ。
液体マスキングの詳細は、別ページでも紹介していますので良かったらご覧ください
付属パーツの作成
ディフューザー
リアのディフューザー作成、参考画像ではリアが丸く内側に入っていたので、沿った板を作ります。
最初、1mmのプラバンに熱をかけて曲げてみたのですが、変な風に曲がってしまい失敗しました(+_+)
なので、1mmのプラバンに、2mm間隔で切れ目を入れて曲げています。
この時、カッターではなくプラバンカッターで切れ目を入れています。
(スジ彫り用のPカッターでもOK)
曲げる時、少し曲げづらく切れ目を入れた部分が割れてしまうことがありますが、その時は流し込み接着剤を付けるだけで固定されます。
そして、切れ目の間にポリエステルパテが入るように盛りました。
上記画像はパテを削った後の物、切れ目にパテが入り曲線が固定されます。
あとは必要な分だけカットして使います。
先ほどの曲がったプラバンをリアバンパーのサイズに合わせてカットしました。
8枚の小さいパーツはディフューザーのフィンです。
大きさは1cm×1cmの大きさ
ディフィーザーの仮組み
①参考画像でディフューザーに付いていた、ストップランプみたいな物を制作
土台はプラバンでセミグロスブラックに塗装し、クリアパーツは今までに作ってきたカーモデルの余りパーツです。
赤い三角のパーツは、アオシマのS15シルビアの余りパーツを使用しています。
②ディフューザーの仮組の状態
ディフューザーの真ん中に①で作ったストップランプを付けるようにします。
8枚のフィン2枚をストップランプの幅に合わせて切り取り、こうすることで出っ張ることなく付けられます。
ディフューザー完成!
ディフューザー完成しました(^^)/
本体はセミグロスブラックで、周りやフィンをガンメタで塗装
カラー
・フィン:ガンメタ
他のディフューザーの作り方も掲載しているので良かったらご覧ください
リアバンパー(マフラー部分)
実際の参考にしている画像は、左右2本出しのマフラーなんですが、キットに付いていたマフラーは左右1本出しでしたので、リアバンパーの形状を少し形を変えてみました。
これもエポキシパテで制作!フチはバンパーと同じく1mm幅にしてあります。
サイドステップ
ここで、サイドステップのフィンも作成!
参考にしている画像とはちょっと違うかもしれませんが、できるだけ似ているようにがんばりました(^^ゞ
フィン自体はプラバンで制作、1mmプラバン2枚合わせています。
カラー
フィンの土台部分はこの後ブラックで塗装
ウイング
ウイングが付いていたのですが、形が違うのでパテで作りなおしました。
参考にしている画像が見つからず、実際の形とはちょっと違うかもしれませんが一部想像で作成(^^ゞ
中央が少しへこんでるような形になっています。
こちらもエポキシパテを使い作成しています。
デイライト
デイライトもエポキシパテで制作
バンパー内側にマスキングテープを貼り、パテを付け型取りをしています。成形後、ブラックで塗装
エポキシパテで型取りパーツを作る、別のやり方の記事もありますので良かったらご覧ください
フロントフラップ
フラップはプラバンで制作!プラバン:1mm使用
バンパーに対してプラバンが少し厚く感じたので、前側部分を薄く削っています。
表面処理
ある程度できたので、サーフェイサーで塗装
この時点でなんかうれしい(#^.^#)
サーフェーサーを吹くことで、キズやピンホールなどが分かりやすくなります!
矢印の部分に小さな穴や段差などがありました。作った形にも歪みがあることが見えて、分かりやすいです。
ここでは、キズやヘコミの修復にタミヤ光硬化パテを使って整えています。付けては削っての繰り返し(>_<)
タミヤ光硬化パテの詳しい内容はこちら⇩
➣【プラモデル用パテ】改造や修復にも使えるタミヤ光硬化パテ!簡単に使えるパテの使い方
形が出来たら
再度サーフェイサーを吹いて出来上がりをチェック!
ここでカラー塗装前にスポンジやすりを使って表面を整えます。
使い古したスポンジやすりがいいです。なければ1000番くらいの物でも構いません。
表面を整えることで研ぎ出しの際、簡単になります。
洗浄してカラー塗装
ホワイトカラーを吹いてみました。
タミヤ
カラーを吹いて1週間近く乾燥させた後、デカールを貼っています。(マークなど)
デカールを貼って1~2日乾燥後にトップコートを4回吹いて、1週間乾燥後に研ぎ出しします。
グリル
グリルを付けない方向で作成していましたが、たまたまアリストのあまりパーツを見つけたので、塗装してみました。
付けるか外すか、完成した時にどちらにするか考えます(^^♪
ライトパーツ
パーツをセラミックコンパウンドで磨くことで、キレイになりグレードアップ!
赤矢印の部分パーツのフチをマッキーで黒塗り、リアルに仕上がります。
窓ガラスパーツ
こちらもセラミックコンパウンドで磨いてあります。
ライトパーツよりこちらの方がキレイさを実感できると思います(^^♪
スモークガラス
リア部分にスモークグレーを吹きました。
GSIクレオス
内側から自分の好みの暗さになるように数回吹きます。
今回は吹きすぎた(´-ω-`)
乾燥後の作業
工程
・ここから、耐水ペーパーで水研ぎ1500番➡2000番の順番で。
・次にラプロス6000番で水研ぎ
・プラモデル用コンパウンドで磨き
・セラミックコンパウンドで仕上げ
磨き終わってからフィニッシュシリーズで各部に貼り付け
ライト・テール・モール・ピラーなどにフィニッシュシリーズで貼っています。
・ピラー:カーボンフィニッシュ
各部パーツも付けてみました(^^♪
完成まであと少し♪
内装
座席下にもフェルトタイプのシートを貼り付け
ちょっと分かりづらいですが(^^ゞ(緑矢印の部分)
ダイソー
粘着力もありシールタイプなのでカットして使えます。
あとは完成したパーツを普通に組み立てです。
TOYOTAアリスト完成!「ワンスターフルエアロ」
ページが長くなってしまいましたので(^^ゞ
完成レビューの詳しい内容はコチラへどうぞ👇
カーモデル1/24アリストのカスタム!パテを使ったエアロの作り方のまとめ
今回は、「アリストのパテを使った改造」でした。
エポパテは初心者の方でも気軽に使えるパテ!
2種類のパテを練り合わせるだけで簡単に使える!
ポリパテでしたら色々やっているうちに硬化してしまい、使えなくなってしまった!
なんてことがありますが!
エポパテでしたら、硬化が始まるまで時間がありますので余裕をもって使えます。
エポパテはカーモデル以外にも、ガンプラや他のキットでも使えますので、ぜひ使ってみてください(^^)/
長くなってしまいましたが、ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
何か参考になったことがあれば幸いです。
プラガレージ:toshibo
他にもプラモデルに関する記事を掲載中!詳しい内容は下記をクリック!
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