プラモデルの失敗しない塗装方法!
こんにちは(^^)/toshibo(トシボー)です。
今回は、「プラモデル塗装の失敗しない方法」やってみたいと思います。
例えば塗装した部分が
「弾いてしまった」他にも、
「ツヤが出ていない」と様々な問題があります。
ここでは、主に缶スプレーを使った塗装方法で紹介しています。
30年以上プラモデルを作ってきた経験をもとに、塗装の失敗や対策方法をレビュー!
缶スプレー塗装やり方、プラモデル塗装を失敗する原因は!
塗装が失敗した状態
2、塗装が弾いてしまった
3、塗装後にツヤが無い状態
4、ムラなく塗装する方法
1、塗装(塗膜)の剥がれ原因
組み立てのとき塗膜が剥がれてしまったり、マスキングテープを剥がしたときに一緒に塗膜まで取れてしまったりと、せっかく作ったのに気分も下がってしまいます。
考えられる原因は!
下地にあります
例えば、プラモデルの塗装する部分に
1,油分が付いている
2,水分が残っている
3,ツルツルした表面になっている
このような状態になっていることが原因だと考えられます。
1、油分が付いている
プラモデル表面に油が付いている状態です。油の付いた手で触ってしまった感じがあるかもしれませんね。
場合によって、旧キットなどでは離型剤が付いている可能性もあります。
油が付いている状態は、目で見ても分かりません、こういった状況ではヤスリで削って洗うのが効果的!
やり方は!
紙ヤスリ(1000番)で削って中性洗剤(ご家庭で使われている食器洗剤)を使ってパーツを洗います
いらなくなった歯ブラシなどに1~2滴付けて水洗いをします。
後は洗剤を完全に洗い流し、水分をすべて取って、塗装までプラモデル表面を触らないように注意してください。
2、水分が残っていた状態
単純に水分の上に塗料が載ってしまったということになります。水分があった所は、膨らんだ感じのような状態に!
パーツを洗った後、パーツの小さなすき間だったり、パーツの角部分に細かい水分が残っていることがあります。
水滴が残っている状態で塗装してしまうと、水滴のカタチに塗装がのってしまい、水分と塗料が乾燥しポコッと膨らんだ感じの表面になってしまいます。
こういう部分は塗装が割れていたり、膨らんでいるような感じになっています。
解決策は!
洗浄後に水分を完全に取ることです
3、ツルツルした面
ツルツルした面への塗装もできますが、食いつきは思ったより弱いです(+_+)
上記写真、足付け(ヤスリがけ)をしない状態でそのまま塗装したもの、地震で落下し衝撃が加わった部分で、ひびが入り塗装がキレイに取れてしまいました(>_<)
塗装の食いつきを良くするサーフェーサーを塗っていても、サフとプラの間からパリッと剥がれてしまいます。
例えば、
ガラスに水をかけるとツルツルしているので、すぐに垂れてしまいます。布に水をかけると、かけた部分に水が残ります、ザラザラしたすき間に水分が入り込んでいるからです。
なのでプラモデルでも、ツルツルした部分とザラザラした部分では、食いつきが全然違うようになってきます。
解決策は!
紙ヤスリで削るだけ!
塗装する部分がザラザラしていると、すき間に塗料が入り込んで引っかかるので食いつきが良くなります。
※スポンジヤスリでもスポンジに紙ヤスリが付いたものではなく、スポンジに研磨石を付着させたものです。(下記でも紹介)
ヤスリで削ったらここでも中性洗剤で洗って完全に水分を取ってください。これで塗装できる状態です。
番外編:エッチングパーツも塗装が剥がれやすいパーツ
上記では、塗装する部分の問題で塗装の失敗例をお話ししましたが、失敗していなくても塗装が剥がれやすいパーツがあります!
それが!エッチングパーツです
エッチングパーツとは薄い鉄板で出来たパーツ。表面がツルツルしています。
一応、専用のプライマーなどがありますが、効果はあまり良くはありません!
エッチングパーツは弾力があるので、その動きでも塗料がパリっと剥がれてしまいます。
ヤスリがけで、ザラザラにしても少し食いつきが良くなる程度でしょう。
・曲げて使うエッチングパーツの場合は、最初にボディーに合わせて曲げて置き、それから塗装した方がいいです!
2、塗装が弾いてしまった
プラモデル塗装して数分で、塗料がポツポツと丸く凹んだような跡が残ります。これが塗料を弾いてる感じになります。
塗装が弾く原因は!
こちらも下地に問題ありです
1,油分やワックスなどが付いている
2,ツルツルした表面
3,下地処理が不完全
プラモデルの下処理が不完全だったということになります。ツルツルした表面では、原因がまだよく分かっていませんが何か付いていたのか、表面のツルツルが原因なのかもしれません。
1,油分やワックスなどが付いている
プラモデルに油やワックスが付いていると、その部分を塗料が弾いてしまいます。塗料の弾く状態ではかなりの油が付いていた感じがあります。
解決策は!
紙ヤスリで塗装する面を削り、中性洗剤で洗えばほとんど弾くことはないと思います。
たまに、サーフェイサー乾燥後からのカラー塗装でも弾くことがあったりします(+_+)
サーフェイサー表面に何らかの問題があったのかもしれません。原因はいまだ分からず(^^ゞ
なので私は、
サーフェイサー乾燥後にも、使い古しのスポンジヤスリ(番手1000番)で整えてからカラー塗装しています。
これで行うと、今のところ弾きはありませんでした。
・スポンジ自体に研磨石が付いている物です!(3Mスポンジパットヤスリ:下記に掲載)
2,ツルツルした表面
こちらも上記と同じような状態が考えられます。プラモデル表面に油や、ワックスの付着、旧キットの場合は離型剤ということも考えられます。
解決策は!
こちらも同じやり方で、紙ヤスリで塗装する面を削り、中性洗剤で洗う
塗装する面をサラサラな状態にし、脂分を除去できれば問題ないと思います。
3,下地処理が不完全
プラモデル塗装の下地作り(表面処理)で、紙ヤスリを使って足付け(削る)をしますが、完全に表面を削れていなかったということが考えられます。
例えば
ヒケやくぼみがあったりする面を削って平らにしますが、完全にヒケやくぼみがなくなった状態になっていなく、小さなヘコミが残っていた状態。
大きさも1mm以下の小さなモノですが、このまま塗装するとその部分が弾いたように見えてしまいます。実際には凹んでいる状態。
場合によっては、ヒケやくぼみの残った部分の表面処理が出来ていないので、弾くこともあるかと思います。
解決策は!
紙ヤスリでヒケやくぼみを完全に削る!
塗装する面を完全に削ることで、凹みも無くなり平らな面ができます。小さいモノでも塗装後に出てきてしまうので、見落としが無いように気を付ける必要があります。
塗装する面を紙ヤスリで削り➡洗浄➡そしてサーフェイサー塗装➡乾燥後にスポンジヤスリでかるく研磨➡最後に洗浄の順で行い、塗装します。
このやり方で、弾くことはありませんでした(^^♪
・スポンジ自体に研磨石が付いている物です!(3Mスポンジパットヤスリ:下記に掲載)
上記で紹介しているスポンジヤスリ(スポンジに研磨石付き)は下記にて詳しく掲載しています。⇩
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3、塗装後にツヤが無い状態
だいたいはクリア塗装での不具合が多いでしょうか(+_+)
カラー塗装でも色がおかしくなって、ツヤ消し見たいになってしまいます。
ツヤが無い原因は!
湿度が高い日の塗装
1,湿度の高い日の塗装してしまった
塗料と大気中の水分が混ざり合ってプラモデルを塗装していまい、白く濁った状態になります。
1,湿度が高い日の塗装
湿度の高い日に塗装してしまうと、塗料の中に水分が入り込んで乾燥してしまい、塗膜が白く濁ったようになってしまいます。
雨の日はもちろん、雨が降った次の日でも湿度が高くなっています。
解決策は!
晴れた日に行うのがいいです
晴れた日の日陰で塗装し、ある程度乾燥させたら日の当たるところに置いて乾燥、私はこんな感じでやっていました。
雨の降った日はできませんが、湿度が70パーセント以下が良いと思います。(できるだけ湿度は低い方が良い)
私は63%でも塗装したことがありましたが、問題は無かったです
それと、ツヤを出す塗装は、季節によっても変えた方がいいことも!
春、秋、冬などは温度が余り上がらないので、晴れた日に行うのがいいですが、夏の塗装は外気がかなり高温になっているので気を付けていることがあります。
・プラモデルパーツ自体の温度
夏場は日差しが強いので、日が当たってる場所での塗装は、乾燥を急激に速めてしまいます。
乾燥にはいいですが、速めてしまうとツヤが出る前に固まってしまいます
なのでキレイに塗装することができません(>_<)
夏場の強い日差しのところで塗装すると、塗装物に塗料が載った時点で乾燥が始まってしまい、ツヤを出そうと大量に塗料を塗ってしまいます。
こうなるとツヤは出ますが、塗料がタレてしまい失敗の原因になってしまいます。
そのほかにも!
プラモデルパーツ自体の温度も高くなってしまうと、夏場は乾燥を速めてしまいます。
塗装前に脱脂もかねて中性洗剤で洗うことがいいと思います。
洗うことで、脱脂もできますし、プラモデルパーツの温度も下げられます。
私もこんな感じでやっています。
塗装はできるだけ、乾燥を遅らせることで表面の塗料が潤いを出し固まることでツヤが出ます。
ムラなく塗装する方法
ムラというのは、部分的に塗膜が薄くなってしまったり、濃くなってしまったりすることです。
均等に塗装できていない状態です(+_+)
特に明るいカラーなどが目立ちやすいですね。
解決策は!
塗装物との距離と缶スプレーの動かし方になります。
塗装物から約15cmが行いやすいと思います。
離れすぎると薄くなってしまい、近すぎると塗料が大量に付いてタレの原因になってしまいます。
塗装物との距離を一定に保ち、缶スプレーを左右に動かします。
動かし方も一定のスピードで行います。
早すぎても薄くなってしまい、遅すぎても大量に塗料が付いて、これもタレの原因になります。
最初は、すて吹きをします。
すて吹きというのは、塗装物に薄く塗装することです。
上記画像は、ブルーカラーを塗装物に吹いたイメージです。
すて吹きの状態は、プラモデルパーツ自体の色がうっすら見えるくらい
すて吹きをよーく見ると塗料が点々となっているくらいです。
缶スプレーの使い方は、塗装物に対して左側から吹き始め右側で止めて、反対に右側から吹いて左側で止める状態を1往復とします。
(※吹き始めは、右からでも左からでも、どちらでも構いません)
(上記画像参照)
大体2~3往復したぐらいでやめます。この状態がすて吹きになります。
上記画像の拡大の部分みたいに細かく点々と塗料が乗った状態になります。
下地がまだ見えている状態です。
上記画像(すて吹きの状態の画像)のように塗料が点々になると、本塗装した時に塗料のタレを防いでくれます。
あとは、すて吹き乾燥後(3~5分後)に本塗装をします。
上記画像(スプレーの動かす範囲の画像)のように各面を吹いていきます。
さらにムラなく塗装する方法
塗装物を画像のように左⇄右に吹いたら、塗装物自体を横から縦にしてまた同じように吹きます。
こうすることでムラが無く塗装できます。
塗装面を何回吹いたかも覚えておいてください!
他の面も同じ回数で吹くのがムラを防ぐコツです。
プラモデルの塗装、失敗しない塗装方法や温度と気候のまとめ
今回は「プラモデル塗装の失敗しない方法」でした。
これまでの問題をまとめると!
・サーフェーサー塗装➡乾燥後➡スポンジヤスリでかるく研磨➡洗浄➡水分を完全に取り、日陰で塗装する
これだけで塗装の失敗を防ぐことができます。私もこのやり方で行っています(^^)/
少し面倒くさい感じがあるかもしれませんが、作った作品が失敗するよりやっておいた方がいい工程だと思います(^^ゞ
塗装のムラを防ぐことは、パーツを全体的に同じ回数で横方向、タテ方向に吹くことです!
部分的に細かく吹くと、ムラの原因になりますので気を付けてください。
簡単なことで塗装を上手くできるようになるのでぜひ、めんどくさがらず頑張ってみてください(^^)/
ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
何か一つでも参考になったことがあれば幸いです。
プラガレージ:toshibo
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