カーモデルの窓枠、失敗した時の直し方
こんにちは(^^)/toshibo(トシボー)です。
今回は
カーモデルのボディにヒビ割れが入ってしまったとき
や折れて取れてしまった時の修正方法!
接着剤でもヒビくらいでしたら直りますが、
あとあと悲惨な結果に(>_<)
こんなことにならないように!
ここでは、
私がおこなっている直し方を紹介したいと思います(^^)/
ちょっと細かい作業ですが、
「こんな風に直してる」という所をやってみたいと思います。
カーモデルのルーフのヒビ割れや欠け!
ひび割れ
今回、
直す部分はルーフの割れや欠けた部分です。
(上記写真:黒く入ったラインがひび割れ)
原因は強い衝撃が加わったことによるひび割れです。
普通のキットでしたら、
あまり少ない方のトラブルかもしれませんが、
限定モデルキットみたいな
プラスチックにラメが入ったプラモデルは割れやすいです。
私の持っていたプラモデルも割れました(T_T)
欠け
こちらは、
スジ彫りのほり直しのときに
削りすぎてしまったことによるパーツの欠け
彫り直しはやらなくても大丈夫ですが、
キットによってはモールドが浅かったりして
塗装したときに埋まってしまう。
完全に埋まってしまうという感じではないですが、
モールドがパーツの境目を表しているので
浅いとリアル感がうすくなってしまうという感じがあります。
カーモデル補修に必要な道具
工具
2,ノコギリ(刃の細かいタイプ)orエッチングノコギリ
3,接着剤(プラモデル用)
4,定規
5,シャーペン/ペン
6,紙ヤスリ(400/1000番)耐水ペーパー(1000番)
7,マスキングテープ
8,ニッパー
9,金ヤスリ
10,つまようじ
11、画用紙or薄いプラバンorカード
12、ブロック型の木
13、ハサミ
14、ケガキ針orニードル
15、サーフェイサー(黒orグレー:キットの色によって異なる)
材料
2,ポリエステルパテorタミヤ光硬化パテ(状態によって必要)
3,タミヤイージーサンディング(状態によって必要)
プラモデルの補修のやり方(カーモデル)
では、
できるだけ細かく順番に紹介したいと思います(^^)/
1,補修したい部分にマスキングテープを貼る
補修部分より大きめに(横幅)マスキングテープを貼ります。
次につまようじなどでモールド部分をなぞります。
そのあとペンでなぞる(矢印の部分⇧)
マスキングテープはラインの型取りなので、
画像のように大きくなくても大丈夫です(^^ゞ
できあがったマスキングテープをはがす。
そして画用紙や薄いプラバンなど貼り付けて、
ラインに合わせてハサミで切ります。
いらなくなったゲームカードなんかでも使えます。
これで型が完成!
2,補修部分のカット
プラモデルの補修部分に
シャーペンでラインを書いていきます。
プラモデル表面はツルツルしているので、
ヤスリでこすってからだと書きやすい(^-^)
今回は、
ひび割れと欠けた部分を
一緒に直すので切るところを大きく囲ってラインを書きます。
このとき、できるだけ真っすぐ直角に!
ボディのフロントを前にタテに切っていきます。
(2か所)
使うノコギリは
できるだけ細かいピッチ(刃の間隔が細かい)のモノがおすすめです。
私が使っているノコギリの詳しい詳細は下記をご覧ください⇩
刃の細かいノコギリが無い場合は、
代わりにエッチングノコギリでも使えます。
上記写真の赤いラインをノコギリで切り、
横部分はスジ彫りのやり方で切ります。
私は
デザインナイフの刃の裏を使って
スジ彫りの感じで削り切り落としています。
スジ彫り用の道具をお持ちでしたらそちらでもかまいません。
切り落としたら、次にプラバンを切り出します。
3,プラバンの切り出し
切った部分より大きめのプラバンを用意します。
上記写真のように、
裏側から当ててマスキングテープで固定!
シャーペンで切った部分に合わせてプラバンにラインを書きます。
プラバンを外し、ラインに合わせて切る!
ポイント!
このとき、書いた左右のラインだけを残すように切ります。
(黄色い矢印)
上記画像ではわかりやすいように
ラインの外側の白い部分を残していますが、
この部分は1mm以下のほんの少しです。
プラバンをルーフ部分にはめ込んだときに、
キツイ感じで合わせたいからです。
ギュウギュウな感じではなく、
少しキツイかなくらいの感じが理想です!
プラバンのサイズを
金ヤスリなどで少しずつ削って調整します(^^ゞココガスコシタイヘン
こんな方法も!
お持ちでしたら、幅のサイズを測るのに
デジタルノギスを使ってもわかりやすいです♪
プラバンの幅は下の測定部分で、
カーモデルのルーフ部分は黄色い矢印の部分で測ります。
デジタルノギスは細かく測れるので
いろいろな場面で使えます(^^♪
プラバンの横幅ができたら
ここでポイント!
プラバンの横から見た部分ですが、
赤いラインみたいにナナメに削っておくと
後で作業が簡単になりやすい。⇩
カーモデルのルーフ部分は前に向かって下がっているので、
プラバンをななめに削ると切った面と合わせやすくなり、
すき間ができづらくなります。
削るやり方は紙ヤスリで削るだけです。
サイズが出来たら
プラバンをルーフ部分にはめ込んで、
ボディを持ち上げても落ちなければOKです。
4,接着
接着にも少しやり方がありまして(^^ゞ
ここで使う接着剤は
流し込みタイプではなく普通のタイプをのモノです。
やり方は
カーモデルのルーフ部分に接着剤を少し多めに付けます。
(上記写真のギザギザ部分⇧)
次にプラバンにも少し多めに接着剤を塗ります。
そして、
少し時間をおいてルーフ部分に差し込みます。
(5秒くらいおいてから)
この間にプラが接着剤で溶け始め、
柔らかくなり合わせやすく、すき間を埋めてくれます。
ここでポイント!
プラバンを差し込んだら小刻みに揺らす!
プラが接着剤によって溶け、
柔らかくなっている状態で小刻みに揺らしながら押し込みます。
似たような感じで言いますと
プラバンの中心を軸に遊具のシーソー↝みたいに揺らします。
こうすることで
ボディとプラバンの柔らかくなったところを
食いつきやすくしています。
そしてかたちに合わせます。
横から見ると外側に出ている感じにプラバンを合わせます。
上記画像のように合わせてください。
あとは乾燥を待つだけ!
5,テープで型取り・切り
乾燥したら、
最初に作っていたマスキングテープの型を
カーモデルのフロントガラス窓枠に合わせて
マスキングテープで固定!
シャーペンでラインを書き、固定した型取り台座を外します。
次に、
ニッパーなどでラインを書いた外側部分を切り取り
最後に金ヤスリで大幅に削りかたちに近づけます。
ここでは完全に合わせるまで削ることまではしなくても大丈夫です。
6,整形
あて木に紙ヤスリを巻いてボディを削っていきます。
あて木は
削る面を平らに削ることができるようにするモノです。
紙ヤスリを直接ゆびで持って行うとムズカしく、
余計な部分まで削れてしまいかたちが変わってしまいます。
できるだけ出ている部分だけを
削りやすくするために使います。
あて木の大きさは3~4cmくらいの物で構いません。
ここでは木のブロックを使っていますが、別の物でもOK
硬い材質の平らな面がある物なら何でも使えます。
削るときは、
削りたいところを中心に円を描くように削ります。
使っている紙ヤスリは400番を使用
ボディのかたちを確認しながら慎重に!
削った後がこんな感じ⇧
ここで完全にかたちを合わせます。
7,モールドの彫り直し
今度はモールドのラインに合わせて、
型取りした土台を貼り付けます。
そして、このままスジ彫りを行います。
デザインナイフ裏では
チョットやりづらい感じがあったので、
私はケガキ針でラインを付けてスジ彫りを彫りました。
ある程度モールドのが彫れたら、
デザインナイフでカンナがけ!
元々あったモールドに合わせるように削ります。
そして紙ヤスリを半分に折って、
折った部分をモールドに差し込み削る、かるく整える感じですね。
完成まであと少しです♪
8,確認塗装
サーフェイサーを吹いてかたちの確認をします。
今回、
キットの色は白なので黒のサーフェイサーを
使い削った所をわかりやすくしています。
ちなみに
黒いキットでしたら、グレーの方がわかりやすいかなと思います。
紙ヤスリは耐水ペーパーを使った方が削りやすい
水研ぎで行います。(水を付けながら削る方法)
サーフェイサーを削った後がコレ⇩
ある程度、耐水ペーパーで削っていくと
削れていない部分が出てきます。
(矢印の部分です)
プラの厚みがあるのであれば、
このまま黒い部分が消えるまで削ってしまって大丈夫です。
が!
厚みがキビシイかな~と感じるのであれば、
ポリエステルパテやタミヤの光硬化パテ:イージーサンディングなどで
黒くなっている部分に盛り付けて削る方法がいいです。
タミヤの
光硬化パテ・イージーサンディングの
詳しい内容は下記をご覧ください⇩
パテや接着剤が無い場合は?
プラパテで補修する!
プラパテはプラバンやキットの
ランナーを溶かして作るパテのことです。
私のやり方は、
粗目の金ヤスリでプラバンを削り、
削りカスを接着剤と混ぜ合わせる
金ヤスリ:クレオス匠之鑢極:雲耀
こうすることで柔らかいベトベトしたプラが出来上がります。
これを足りない部分にもり付けて乾燥後に削る。
プラパテの詳しい内容は
下記をご覧ください⇩
9,完成!
これで完成です!
試しに塗装してみました(^^)/
わからないくらいにできました(^^♪
思ったよりも丈夫にできています。
あとは
窓枠を黒に塗装してモールドにスミ入れすればわかりません!
今回、
カーモデルの補修ということで直しましたが、
ガンプラでも他のキットでも使えます。
なるべくやりたくないですが(^^ゞ
失敗してしまったときは試してみてください(^^)
まとめ記事は下記に続く⇩
他にもプラモデルに関する記事を掲載しています(^^)
【カーモデル補修】失敗したボディーの直し方、ヒビが入った部分を直す方法のまとめ
今回は、「カーモデルのひび割れ・欠けた部分の補修」でした!
ヒビが入ってしまったモノは
流し込みタイプの接着剤でも直せる感じがありますが、
あとあと塗装後に磨いていたらまた割れたΣ(・ω・ノ)ノ!
なんてこともあったりします(^^ゞ
紹介したやり方はチョット細かな作業が多いですが、
意外と丈夫にできます!
もし、不安でしたら
ルーフ裏面に瞬間接着剤やプラパテを付けるとさらに強度が上がります。
あ!
付けすぎには気を付けてください、
クリアパーツがピッタリ入らなくなるので(^^ゞ
作業ポイントとしてはルーフの直角に切る事!
プラバンをルーフに差し込んだとき、
切り口が曲がっていると
プラバンが合わせづらいことがあります。
すき間ができてしまうということです。
真っすぐ直角の方がプラバンをキレイに差し込みやすくなります!
削りの場面でもあて木を使った方が削りやすいです。
平らな面を平らに削るにはおすすめの物です♪
今回直したやり方は意外と丈夫にできます、
もし割れてしまったときは試してみてください。
長くなってしまいましたが、
ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
すこしでも参考になったことがあったなら幸いです。
プラガレージ:toshibo
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