プラモデル用エポキシパテを使った成形
今回は、簡単に使える「エポキシパテ」を使った改造を紹介!
エポキシパテを使ってカーモデルのフロントバンパーを作ります。
・2種類のパテを練り合わせて、形を作れるねんどタイプのパテ
・穴埋めやパーツ制作など色々なことに使える
ウェーブエポキシパテ[軽量タイプ]
waue「ウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ]」
特徴:軽量タイプのねんどパテ、気泡ができづらい
用途:肉抜き穴の充填、成形、補修
模型専門店やネットなどで購入できます。おもちゃ・玩具などのお店では取り扱っているところはかなり少ないです。
今回、使っているエポキシパテはこちら⇩


エポキシパテを使った、カーモデル改造に必要な物
(今回は、上記写真エポキシパテ使用)
2、ポリエステルパテ(ペースト状のパテ)
3、紙ヤスリ(400番、1000番)
4、カッターorデザインナイフ
5、つまようじ
6、ビニール手袋
7、水
8、プラバン(0.5mm、1mm)
9、プラモデル用接着剤
10、食器洗剤orシリコンオフ
プラモデル用エポキシパテを使った成形のやり方

おもな工程は以下の手順です。
2、パテの練り合わせ
3、パテ盛り
4、整えて乾燥
5、成形
プラモデルにエポキシパテを付ける作業
最初はパテを付ける部分の下処理をします。
プラモデル表面はツヤがありますので、そのまま付けてしまうとパテが外れやすくなってしまいます。なのでパテを付ける部分に傷(足付け)を付けていきます。
これは板金用語なのかもしれませんが、このページでは「足付け」という言葉で説明します。
1、パテ付け部分を紙ヤスリで削る

ツヤが無くなるくらいで大丈夫です。(番手400番使用)

簡単に言うとパテを付ける場所は、すべて削るということです
2、カッターを使った傷つけ
先ほどヤスリがけした部分をカッターでキズを付けます。そんなに細かくなくても大丈夫!網目みたいな感じに傷を付けていきます。(上記写真➡の部分)
カッターの刃を切れる物にしておくと簡単にできます。
傷を付けた部分を触ってみると、かなりザラザラになりますので、これで食いつきが良くなります。これで土台の完成です。
3、パテの練り合わせ
2種類のエポキシパテを同じ量で練り合わせます。
計量器があればいいですが、無くても同じ長さにカットして使っても大丈夫です。必要な分だけ作りましょう。
2種のパテをカットしたら、指に水を少し付けて練り合わせていきます。

水を付けることでベタベタしづらく練りやすくなります。
完全に混ざり切ったら出来上がりです。
4、パテ盛り
傷を付けた部分にエポキシパテを付けていきます。
作る形のボリュームのある部分には多めに、あまり必要ない所は少なめにといった感じで付けていきます。(ご自分の好きな形によってパテを付ける量は異なります)
上記写真ではフロントバンパー前面に多く使っていて、バンパー横の部分には少なくしています。細かい部分はラッカー薄め液を少しつまようじに付けて、伸ばしながら形を作っていきます。(水でも構いません)
5、整えてから乾燥
固まるまで時間があるので形をある程度作っておきましょう。あとで削る部分が短縮されます。
上記写真:ゴムみたいになってきた状態で表面を平らにカットしたものです。

カッチカチで削るより柔らかい状態で切っておいた方が簡単です!
6、乾燥
季節や温度によっても変わりますが、6時間ぐらいでカチカチに表面が固まります。もしかしたら、内部が乾燥しきれてないかもしれませんので1日は置いておきましょう。
7、成形
ペンなどで作りたい形に線を書きます。
後は、参考資料だったり画像などを見ながら、カッターやデザインナイフで削ります。(お持ちであれば、彫刻刀など平たい刃物などもおすすめです)
形ができたら、紙ヤスリ400番で削り1000番で整えて完成です。

ここで、もし削りすぎてしまったとか、欠けてしまった部分があればポリエステルパテを使います。
ですのでポリエステルパテをおすすめします。

ガンプラでもパーツを作っていますので、よかったらご覧ください👇
エポキシパテの注意点
エポキシパテを使うときは必要な量を購入されるのがいいです。余ってしまったりストックしておくと主剤の方の表面が固くなってしまい使いづらくなってしまいます。
固くなった部分は、混ざり合わなくなってしまいますので気を付けてください。
上記写真:固くなってしまったことで主剤が練り合わせができなかった部分
この白い部分は乾燥してしまい、混ざることができなかったので硬化していなく柔らかいです。
私の場合は1~2年くらい保管していたでしょうか、主剤の方がかなり固くなっていました(;’∀’)
主剤自体の表面だけが乾燥していますので内部は大丈夫。固くなった部分を取り除き使ってみましたがすこし大変。
上記写真のように残ってしまいましたし、練り合わせるときに固くなった部分を取る作業も大変です。ですので、必要な分だけ用意するのがおすすめです。
エポキシパテを使って作ったカーモデル作品!
こんなカーモデルも作ってました。エポキシパテを使うと複雑な感じのデザインも作れます!
タミヤ:「トヨタ セリカ GT-FOUR改造/ヴェイルサイドバージョン」
15年以上前に作ったセリカです(^^ゞ
この頃、経験が浅かったので作りは雑ですが、少し複雑な形状でもパテで作れますということで写真を掲載。
・F/Rバンパー・Sステップ・F/Rフェンダー・ウイング(一部プラ板)
フジミ模型:「シビック改造/トヨタ スターレット EP91」
使用プラモデル:「シビック」 フジミ模型
エアロがエポキシパテで作った部分、ライトも形が違うのでパテで変更しています。これもかなり雑な作りですが、いろいろできるということで(^^ゞ

ちなみにこの形は実際に私が乗っていたスターレットを再現して作ったものです。
・F/Rバンパー・Sステップ・ウイング・ライト・ボンネット
オリジナルのエアロを作ってみました。
・F/Rバンパー・Sステップ・Rウイング・ブリスターフェンダー
パテとプラバンでいろいろな改造ができます。
エポキシパテでの改造や成形プラモデルのエアロ作り方カーモデル編のまとめ
今回、「エポキシパテでの改造 カーモデル編」パテでの成形の紹介でした。
上記、フロントバンパーのエアロを作る内容で進めてきましたが、オーバーフェンダーやウイングなど色々な物を作る事ができます!自分の好きな形に作れるのがとてもいいですね♪
最初は、オーバーフェンダー辺りから練習してみるのがいいかと思います。削るのも簡単ですし、完成してからの見た目もかなり変わるので楽しいと思います♪
少しずつ色々な物を作って慣れてくれば、自分の好きな形を実現できるようになったり、様々なことに応用できるかなと思います。
是非、自分の好きな形を作って遊んでみてください。
ここまで見て頂きありがとうございました、何か少しでも参考になれば幸いです。
プラガレージ:toshibo
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今回、紹介したものはコレ!


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