プラモデルのこわれた可動パーツの修復方法
こんにちは(^^)/toshibo(トシボー)です。
今回は「ガンプラパーツの修復方法、折れたパーツの直し方「C型ジョイントパーツ」です!
「C型ジョイントパーツ」という名前は正しいか分かりませんが(^^ゞ
ここでは「C型ジョイントパーツ」でやっていこうと思います
ジョイントパーツは簡単な構造で、丸い軸にCの形をしたパーツが軸にかみつく感じで固定されます。
丸い軸に固定されることで「C型ジョイントパーツ」が丸軸を中心に可動ができるようになるパーツです。
このこわれた「C」の部分を直すやり方です(^^)/
ガンプラの可動するパーツの直し方(壊れた状態)
ここでは、だいぶ前に販売されたいたSDガンダム
BB戦士:三国伝「轟大帝孫権ガンダム・虎燐魄(ゴウタイテイ ソンケンガンダム・コリンパク)」を使って修復をやってみようと思います!
こわれた状態
ガンダムのアーマーが猛獣形態になるキットですが、頭部に接続する部分のパーツが破損してしまい
頭部が付けられなくなってしまった状態です。
状態的には、
遊んでいたら「C型ジョイントパーツ」のCの部分が折れてしまい、パーツが付くことさえもできなくなった。(上下で折れてしまった⇩)
だいたいは片方ですが、珍しく上下ともに折れてしまいました(;・∀・)
頭部の方は1.3mmの太さの丸い軸になっています。
バラしてみると「C型ジョイントパーツ」が別パーツになっていました。
パーツ形状:「C型ジョイントパーツ」
パーツ自体はC型部分と後方に正方形のジョイントが付いた接続パーツ
このパーツを直すこともできますが、強度がだいぶ下がってしまいますので、新しくパーツを作るといった感じになります(^^ゞ
使う材料は「プラバン」
プラバンを使って作ってみようと思います!
折れたガンプラパーツをプラバンで簡単に作る方法!
ココから制作開始!
1,同じ大きさのプラバンを5枚
プラバンの大きさは、壊れたパーツがここまであったであろう大きさより、1mm程度大きく切り出しています!
パーツの大きさを推測するには、丸い軸に壊れたパーツを接続したようにして大きさを測ります。
・6mm×10.5mm×5枚(厚さ1mm)
2,プラバンの加工
5枚のうち2枚を合わせたプラバンを仮固定で2つ作ります。
(瞬間接着剤を使って点付けで固定:後で剥がせるように)
・Aは2枚合わせたプラバンをL字に切り出し
・Bはそのまま
・Cは2枚合わせたプラバンを一部分をくり抜き
プラバンを切る方法はノコギリを使って切ります。
私が使ったノコギリのはプラッツ「ハイパーカットソー」簡単に切れるので細かな細工も切りやすいです。
他にもエッチングノコギリなどもおススメです(^^)/
プラッツ「ハイパーカットソー」の詳しい内容は下記をご覧ください
3,加工したプラバンの接着
そして出来上がったプラバンを接着していきます。上記では合わせる位置にして並べています。
「C」に接着剤を塗り、「B」に付けます。(反対側も)
「A」に接着剤を塗り、重ねた「C」の上に「A」を付けます。(反対側も)
プラバンを接着したら100均などで販売されている、固定用クリップなどで挟みしっかりと接着します。
出来上がったパーツがコチラ⇩
左がプラバンで使ったパーツ、右が壊れたパーツ、似たようなパーツが出来上がります。
壊れたパーツを縦に切った感じに、プラバンを形に切り出しています。
4,パーツの削り
とりあえず同じ形になるように切ったり削ったりしていきます。
上記では下の部分の切り取り、ここでも「ハイパーカットソー」を使って切っています。
下部分が切れたので(青い矢印)、上部分の赤い矢印のところを切ります。
上部分は1mmくらいのカットでしたので金ヤスリで削りました。
・粗目の金ヤスリで削りが早くキレイに削れます(^^♪
次に、赤い矢印の正方形の部分に穴を開けます。
穴あけ
穴のあけ方は最初に丸い軸と同じ太さの穴を開けます。
だいたいのパーツはコレだけで大丈夫ですが、今回のパーツは軸部分が2段階になっている構造なので2回に分けて穴あけをします。
①細い部分の太さで穴を開け、太さはデジタルノギスで測り同じ太さのドリルの刃を使用。このとき穴は貫通するようにします。
②中心を残すように穴を開ける
中央1mmくらいを残すように穴あけをするのですが、どこまで開けたかわからないのでドリルの刃先端から2mmくらいのところに印を付け、印のところまで穴を開ける
こうすることで中心までは削りません、あとは反対側からも同じように開けます。
穴を開けるとこんな感じになります(上記写真参考)大きな穴の中に小さな穴が見えるような形です。
穴を開けたまわりも丸く削ります。
5,差し込み部分のカット
大まかな流れは下記のような感じ
①の赤い線のところが切る部分ですが、小さな穴の開いた円の1/4を切るようにしてください。
大きく切りすぎてしまうとパーツを合わせたときに外れやすくなってしまうからです。
もし、
心配でしたら小さめにカットして、金ヤスリで軸が入るように合わせながら削る方法が安全です。
②今度は外側を削ります。
今回の「C型ジョイントパーツ」では接続する細い部分とその両脇に太い部分があります。
その太い軸部分が入るように②の赤い線の部分を削ります。ほぼ先端を丸くしたような感じです。
出来上がったモノがコチラ⇩
あとはCの部分の後方にあるジョイント部分を接続するパーツに合わせて微調整しながら削る
これで完成です(^^)/
今回作った大きさは1cmくらいの小さなパーツでした。
プラバンを縦に貼り合わせることで、パーツ自体の強度も問題ありません。
修復(作り直した)パーツを付けてみた!
パチンっと音はなりませんが、入った感じがそんな風にうまく入りました(^^♪
上から見るとこんな感じ
問題なくしっかり付くことができました(^^)/
本来の設定の可動にも、問題なく動かすことができます。
修復完了!(^^)/
プラモデルパーツの修復に使った材料と道具!
材料
道具
・ステンレスT字定規(ウェーブ)
・金ヤスリ(匠之鑢:粗目「クレオス」と金属用:細目)
・ピンバイス
・ドリルの刃(1.4mm・2.8mm)
・デジタルノギス
・プラモデル用接着剤(タミヤ)
・固定用クリップ(100円ショップ)
ガンプラの修復方法、折れたパーツの直し方「C型ジョイントパーツ」のまとめ
今回は「ガンプラパーツの修復方法!折れたパーツの直し方(C型ジョイントパーツ)」でした!
たまにみかけるCの字のようなパーツ
けっこうこういったパーツは組み立て時にも折れやすかったりする部分です
KPS素材でできていればある程度の弾力性があり、折れづらい感じもありますが、今回のパーツはPSパーツなので変な力がかかってしまうと簡単に折れてしまいます。
作り直したパーツもジョイント内部の中央が盛り上がっているような感じになっていましたが、それでも折れてしまっています。
制作企画の時点で、もうちょっと形状を変えてくれていたら折れづらいのかな~と思ってしまいました(^^ゞ
本ページでは修復と書きましたが、パーツのカタチがそこまで複雑では
無かったので作り直しという感じで行いました
パーツの作り方も、プラバンを切って貼り合わせたようなやり方なので直しやすいかなと思います。
あまりやりたくない作業ではありますが(^^ゞ
こわれたときの参考になればと思います!
ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
少しでも参考になった事があったなら幸いです。
プラガレージ:toshibo
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