ガンプラのパーティングラインとは?処理のやり方
こんにちは(^^)/toshibo(トシボー)です。
今回は、プラモデルパーツにある「パーティングライン」という部分です。
プラモデルなど金型を使って成型される製品には必ずある部分です。
金型の表側と裏側を2枚合わせて樹脂を流しこみ、プラモデルのランナーが完成します。
この時、金型の表側と裏側を合わせた境目が、プラモデルパーツに跡が残ります
これがパーティングラインです
パーティングライン処理に必要な道具
道具
2,紙やすり(800~1000番)
デザインナイフorカッターどちらでも構いません
個人的にはデザインナイフの方が刃が固定されているので使いやすいと思います。
100円ショップなどの物でも大丈夫ですので、コストもそんなに掛かりません。
プラモデルパーツのパーティングラインとは?
パーティングラインとは、簡単に言うと金型を2枚合わせた境目の跡が残った部分です。
上記写真、旧キットのプラモデルですが、矢印の間にある横に伸びる線のような形がパーティングラインです。
旧キットだと成型が少し荒かったので、パーティングラインが分かりやすい
図で見るとこんな感じ⇩
金型の合わせ目が赤い線の部分になって、パーティングラインとしてパーツに残ります。
金型が精密に細かくできているほど、パーティングラインが小さくなります。
小さければ小さいほど技術が高いということです!(*’▽’)
最新のガンプラですと、かなり成型の技術が高いので、すごく小さく分かりづらいくらいのレベル!
さらに、パーツの角に合わせたパーツの成型もしているので、わかりづらくなっていることもあります。
各メーカーさんによっても大きさが違いますが、バンダイの最新モデルはすごい(^-^)
かなり細いですね。
大体がランナーと水平にパーティングラインがパーツに付いています。
SDガンダム
パーティングラインがないパーツは、角に合わせているのでパーツの平面にはなく、上記写真の赤矢印の部分がパーティングラインになっています。
パーツとパーツの合わせ目が、パーティングラインになっているので分かりづらい設計になっています。
カーモデル
カーモデルでもパーティングラインがあります。
上記写真の矢印の部分がパーティングライン、カーモデルはサイドにあるのが多いですね。
パーティングライン処理のやり方
パーティングラインを無くす、やり方です。
上記写真、矢印の間の部分にパーティングラインがあります。
デザインナイフをパーツに対して直角に立てて、ラインと同じ方向に水平に動かして削っていきます。
カンナがけのやり方です。
切るというより刃で削ります。
刃を寝かせると削れません。
今回のパーツは、面が大きいのでナイフでも構いませんが、紙やすりの方が簡単でキレイに処理できます。
面の狭い部分にはナイフで、広い部分には紙やすりが加工しやすい。
すこし話がズレますが(^^ゞ
今のキットには、表面がサラサラしたパーツになっているパーツがあります。
関節部分に使用されているパーツが多いですね。
上記写真パーティングラインを紙やすりで削り加工したパーツですが、矢印の部分の白い線を境に表面が上下で変わっています。
上の部分が削る前の状態みたいになっています、これはパーツを削った後に爪で少し強くこすっています(^^ゞ
爪でこすることによって、パーツ表面が少しツヤが出て元のパーツ表面みたいに戻ります。
もし、素組でキレイに作りたい方はゲート処理をして、爪でこすってみるとゲートの跡が分かりづらくなります。
なので見た目もよくなるのではないでしょうか(^^ゞ
カーモデル
カーモデルですと平面を整えるために、黒サフを吹いて削る工程がありますが、一緒にパーティングラインを取ってしまうと一石二鳥です(^^♪
サフを吹いていることによって削った時に、ラインが分かりやすいです。
サフがキレイに無くなるまで、パーティングラインの部分を削れば完成
赤い矢印の部分がパーティングライン、青い矢印の部分はヒケです。
ヒケとは
キットが作られるとき、表面がゆがんでしまった部分です
プラモデルでは、必ずと言っていほど出てしまうヒケ
旧キットなどにも多くみられたり、パーツの大きい物にも出やすい傾向があります。
パーティングライン処理のメリット・デメリット
メリット
デメリット
パーティングラインとは?ガンプラやカーモデルなど他、処理のやり方と道具のまとめ
今回は、プラモデルの「パーティングライン」という部分でした
型に流し込んで作られる、プラモデルやいろいろな製品には大体はある跡です。
私自身、金型を使って製品を作る仕事をしていて、金型を使って作る製品にはどうしても避けられない部分ですね。
ですが、
各メーカーさんも、うまくパーツの形を使って見えづらくしていたり、金型の精度を細かく作っていたりといろいろと工夫されています。
最新のガンプラは、精度が高くラインも細くなっていて良く出来ているのでライン処理も簡単です
古いキットなどでは、パテを使って整える方法もありますが、大体はナイフや紙やすりを使って消すことが一般的です。
少しめんどくさい作業ではありますが、やった方がキレイに作ることができるので、欠かせない作業になってきます。
たいへんでも削るだけなので頑張ってください(^^)/
ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
何か一つでも参考になったことがあれば幸いです。
プラガレージ:toshibo
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